2012年05月15日

好きなのに・・何故?

子供の頃、好きな子をいじめたり、いじめられたりした経験ありませんか?それが愛情関係に於ける不適切な行動の原型です。好きなのにいじめてしまう。好きだからこそいじめてしまうんですね。そういった不適切行動は大人になってもあまり変わらないようです。大人になってからは、もっと複雑で面倒な行動をしてしまいます。私達はどうして素直に愛情を表現できないのでしょうか?

「愛」とは美しく尊くロマンティックなもの・・それは「愛」の一側面に過ぎません。
「愛」には必ず「エゴイズム」が混在します。愛が深まれば深まるほど「エゴイズム」も大きく膨れ上がるのです。私達凡人にとって「無償の愛」はあり得ません。では、愛のエゴイズムとはどういったものでしょうか?

次に挙げるのは愛情ある全ての関係にあり得る事柄です。恋人や夫婦間だけでなく、親子、兄弟姉妹、友人、上司と部下、教師と生徒、医者と患者など・・そこに愛情や信頼があれば全ての人間関係に当てはまります。多くの場合、愛と憎しみは表裏一体です。全く関心のない相手には憎しみも湧きません。
人を愛すれば・・
相手を所有し、独占したくなります。自分がその人の一番になりたい。その人をコントロールして自分の思い通りにしたい。自分のイメージ通りに愛されたい、愛したい。自分だけを愛して欲しい。ひとつになりたい。などなど・・。

また、こういうパターンもあります。
その人に所有されたい。隷属したい。全てを投げうって尽くしたい。などなど・・。

どのパターンも愛のエゴイズムです。どなたでも何らかの形で経験があると思います。
(え?それのどこがいけないの?と感じた方もいらっしゃると思いますが、そのお話はまたの機会に・・)

そしてこれらの欲求は決して満たされる事はないので、そこに憤りが生じます。
そうすると、そのフラストレーションは様々な形で表現される事になります。
思い通りにならない相手に対して怒りや嫌悪を覚え、非難したり、攻撃したりします。
もしくは、勝手に自分を卑下し、自信喪失になり、自己嫌悪したり、罪悪感を持ったりします。そうしてまた、自己嫌悪させたり、罪悪感を抱かせる相手を憎む気持ちも起こります。
全く人の心は複雑怪奇です。
この悪循環にはまれば関係は当然破綻します。

さて、何だか嫌な話しかもしれませんが、こういった愛にまつわる人の心のエゴイズムを客観的に理解する試みはとても重要な事です。また、そうする事で自身のエゴイズムの傾向を少しでも分析出来れば、自分の感情に振り回されずに済むのです。次回は「不適切行動一覧表」をUPしますので、まずは、御自身の「愛の癖」を振り返ってみましょう。
・・オキノ・・
posted by ルーエ at 19:43| LOVE