2009年11月23日

心の免疫力

急に寒くなり、いよいよ冬本番ですね。インフルエンザも流行っていますので予防のために出来る事はなるべく心掛けたいですね。うがい手洗い、マスク着用は最低限の水際対策ですが、根本的な問題は体調管理です。最近は電車内でちょっと咳をしただけで鋭い視線を向けられてしまうほど皆がピリピリと神経質になっていますが、風邪をひいている人が傍で咳をしたからといって必ず感染するわけではありません。心身の状態が良好で免疫がしっかりと機能していれば、感染する可能性は低くてすみます。
私が子供の頃は殺菌剤入りの石鹸もなかったですし、ましてアルコールで手を拭いたりする習慣もありませんでしたが、冬になれば母が生姜湯を作ってくれたり、食卓には根菜類が多く並んだり、冬には冬の体調管理が自然に出来ていたのかもしれません。
健康のためには、病原菌を出来る限りシャットアウトする事とそれに対する抵抗力をつける事、両方が必要なのですが、病原菌が減った事を顕微鏡で確認できないと安心出来ないような風潮を感じてしまうのは私だけでしょうか・・。

さて、今日は病原菌ではなく、ストレスに対する心の免疫力のお話しです。
これまで書いてきたように、人は無自覚に他者の欲望を生きたり、簡単に他者のストレスに感染したりと、何とも頼りなくか弱い生き物です。
心の健康を保つには、ストレスを溜めないよう上手に発散する事と同時にストレスに負けない強い心を養う事が必要です。でも・・心を養うってどういう事でしょう?
私たちは生まれてすぐは何も出来ませんが、教育を受けながら少しずつ「人間」になっていきます。歩き始め、自我が目覚める頃から「してはいけない事」を親から学び、叱られながら成長します。そして学校に入り集団生活の中で社会のルールを学んでいきます。
しかし、今日社会は物凄いスピードで変化しています。複雑化していく社会に取り残されないよう日々戦々恐々とした大人達は全く余裕がありません。自らの価値観が揺らいでいる中で、子供たちに向って「生きていく上で大事な事」を堂々と教える自信も揺らいでいるのではないでしょうか。
今、論語などの古典がブームになっているのはそういう背景があるのかもしれません。人間は何処かで揺るぎない倫理道徳を求めているのです。個性を生かすためにはまず土台が必要なのです。

当院では「心に沁みる哲学と心に響く写真講座」を2カ月に1回行っています。これまで、プラトン、プロティノスなどの西洋哲学から、孔子、ブッダ、老子、墨子などの東洋哲学まで幅広く古典の真髄を学んできました。そこには、時代、人種を超えた人間の知恵が詰まっています。哲学に精通した本宮院長の無駄を削ぎ落とした独自の解説が私たちの心身にスムーズに沁みわたっていきます。
そして、「気」を捉える花写真の撮影法をトレーニングします。
哲学的視点を持つ事でこんなにも、写真が変わるものか・・?!と毎回新鮮な驚きを体験します。本当に凄いですよ〜。

次回11月29日の「心に沁みる哲学と心に響く写真講座」の内容の予告はまた明日・・。

・・オキノ・・
posted by ルーエ at 19:36| 心理・哲学